フィリピン留学の費用について
![フィリピン留学の費用について](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2023/03/glober-thumb-fee04.jpg)
「フィリピン留学って格安で留学できるってよく聞くけど、実際にはいくら必要なの?」
という疑問にお答えします。
フィリピン留学に必要な費用は月に約20万円〜30万円程度になります。但し、授業料以外にも、ビザ申請費、食費、生活費などが必要です。
今回の記事では、フィリピン留学にかかる費用のすべてを解説しています。
この記事を読めば、留学費用のすべてが分かるので具体的な計画が立てやすくなります。さらに、節約テクニックも紹介しているので、事前に知っておけばお得に留学できます。
これからフィリピン留学を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フィリピン留学の費用の目安
![留学費用](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2023/03/book-with-green-board-background.jpg)
フィリピン留学にかかるすべての費用は大きく分けて、以下の3つとなります。
- フィリピン出発前に必要な費用
- フィリピン出発後に必要な費用
- 各種ビザ申請費用
フィリピン出発前に必要な費用
フィリピン出発前に必要な費用をまとめました。
出発前に必要な費用一覧
項目 | 費用 |
---|---|
パスポート | 6千円〜1万2千円 |
渡航費(往復の航空券) | 6〜10万円 |
海外留学保険費用(1ヶ月) | 3万円 |
授業料(1ヶ月) | 10〜15万円 |
滞在費(1ヶ月) | 5万〜15万円 |
その他費用(1ヶ月) | 1万円〜2万円 |
パスポート
年齢 | 有効期限 | 費用 |
---|---|---|
12歳未満 | 5年間 | 6,000円 |
12歳以上 | 5年間 | 11,000円 |
20歳以上 | 10年間 | 16,000円 |
渡航費(往復の航空券)
フィリピン留学に必要な渡航費は、往復約10万円程度です。格安航空であれば、約6万円での購入も可能です。ただし、格安航空はフライト変更が高額だったり、キャンセルできない場合があるので、注意が必要です。
海外留学保険費用
留学中に万が一の事態に備えて、海外留学保険に加入することが推奨されます。海外留学保険の費用は、1ヶ月あたり約3万円程度です。ただし、保険内容によって異なるため、加入前に詳しく確認しておくことが大切です。
授業料
フィリピン留学の授業料は、学校やコースによって異なりますが、1ヶ月あたり10〜15万円程度です。
滞在費
滞在費は、学校や部屋のタイプによって異なります。主に利用されるのは学生寮で、1ヶ月あたり5〜15万円程度です。ホテル寮がある学校もあります。
フィリピン到着後に必要な費用
留学生活を送るためには、到着後にも様々な費用が必要です。事前にしっかりと把握しておきましょう。
到着後に必要な費用一覧
項目 | 費用 |
---|---|
学生証 | 200ペソ(500円) |
デポジット(学生寮) | 2,500ペソ(6,200円) |
教科書代(1ヶ月) | 2,000ペソ(5,000円) |
生活費(1ヶ月) | 3万〜5万円 |
光熱費(1ヶ月) | 2,000ペソ(5,000円) |
空港ピックアップ費用 | 2,000ペソ(5,000円) |
空港税 | 850ペソ(2,000円) |
学生証
フィリピン留学中に学校で使う学生証(ID)となります。学校周辺のショップで学生割が使える場合もあります。
寮保証金(デポジット)
学生寮に入寮する際には、寮保証金が必要です。保証金は、何も問題がなければ帰国時に返金されます。
教科書代
授業で使う教科書代は学校によって違いますが、1ヶ月で約5千円程度です。留学期間や進捗具合に合わせて、追加で教科書を購入する必要があります。
生活費
生活費は1ヶ月約3万円程度が目安です。フィリピンの物価は日本と比べると2/3程度で、欧米諸国の半分程度なのは嬉しいですよね。ただし、リゾートやアクティビティに多く参加したい場合は、予算を多めにする必要があります。
>> フィリピンの物価について
光熱費
光熱費は電気代と水道代を合わせて約2,000ペソ(約5,000円)程度です。ただし、学校によってメーターでの徴収もしくは定額となります。光熱費は日本と比べても然程変わりがないので、暑いからといって毎日エアコンを使いすぎると電気代が上がってしまいます。
空港ピックアップ費用
空港ピックアップは、学校スタッフが空港に迎えに来てくれるサービスです。学校によって費用は違います。渡航前もしくは、渡航後に現地で支払うことができます。
空港税
フィリピンを出国する際には、空港税(ターミナルフィー)が発生します。
詳細な空港税は以下の通りです。
空港名 | 費用 |
---|---|
ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | 750ペソ |
マクタン・セブ国際空港(セブ) | 850ペソ |
パラワン・エルニド空港(パラワン) | 700ペソ |
フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ) | 800ペソ |
イロイロ国際空港(イロイロ) | 700ペソ |
ルソン島北部ロサリオ・ラオアグ国際空港(ラオアグ) | 600ペソ |
各種ビザ申請費用
各種ビザ申請費となります。日本人の場合は30日以内での滞在であれば、ビザ不要です。
観光ビザ延長費
滞在期間 | 費用 |
---|---|
4週間(30日以内) | 無料 ※ビザ取得不要 |
8週間(59日以内) ※1回目の延長 | 3,600ペソ前後 (約9,000円) |
12週間(89日以内) ※2回目の延長 | +4,900ペソ前後 (約12,250円) |
16週間(119日以内) ※3回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
20週間(149日以内) ※4回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
24週間(179日以内) ※5回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
28週間(209日以内) ※6回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
32週間(239日以内) ※8回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
36週間(269日以内) ※9回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
40週間(299日以内) ※10回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
44週間(329日以内) ※11回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
48週間(359日以内) ※12回目の延長 | +3,000ペソ前後 (約7,500円) |
その他申請費用
項目 | 費用 |
---|---|
SSP | 6,500ペソ(約16,000円) |
ACR-I-CARD | 3,500ペソ(約8,750円) |
ECC | 2,800ペソ(約7,000円) |
観光ビザ延長費
日本人の場合、フィリピンへの短期滞在(30日以内)には、ビザが不要です。しかし、30日を超えて滞在する場合は、観光ビザの延長手続きが必要になります。
ビザ延長費は、滞在期間ごとに発生します。学校のスタッフが手続きを代行してくれますが、費用は学校によって異なります。
SSP(Special Study Permit)
SSP(Special Study Permit)は、フィリピンで現地で勉強するために必要な特別就学許可証です。観光ビザでは勉強ができませんが、SSPを取得することで勉強が可能となります。手続きは学校のスタッフが行ってくれますが、費用は学校によって異なります。
ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration Identity Card)
ACR-Iカードは、フィリピンに59日間以上滞在する外国人に必要な外国人登録証です。留学生も同様で、2ヶ月以上の滞在には必要です。手続きは学校のスタッフが行ってくれますが、費用は学校によって異なります。
ECC(Emigration Clearance Certificate)
ECCは、6ヶ月以上滞在する外国人が出国する際に必要な証明書です。学校のスタッフが手続きしてくれますが、費用は学校によって異なります。
フィリピン留学に必要なすべての費用はいくら?
![マンツーマンレッスン](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2022/12/ev02-mtm01-02.jpg)
1ヶ月のフィリピン留学に必要なすべての費用内訳【約35〜57万円】
1ヶ月のフィリピン留学費用
項目 | 費用 |
---|---|
渡航費(往復の航空券) | 6〜10万円 |
海外留学保険費用(1ヶ月) | 3万円 |
授業料(1ヶ月) | 10〜15万円 |
滞在費(1ヶ月) | 5〜15万円 |
教科書代(1ヶ月) | 5,000円 |
光熱費(1ヶ月) | 5,000円 |
寮保証金 | 6,200円 |
パスポート(10年) | 1万2千円 |
SSP | 1万6千円 |
生活費(1ヶ月) | 3〜5万円 |
その他の費用 (交通費・お土産代など) | 3〜4万円 |
3ヶ月のフィリピン留学に必要なすべての費用内訳【約80〜135万円】
3ヶ月のフィリピン留学費用
項目 | 費用 |
---|---|
渡航費(往復の航空券) | 6〜10万円 |
海外留学保険費用(3ヶ月) | 7万円 |
授業料(3ヶ月) | 30〜45万円 |
滞在費(3ヶ月) | 15〜45万円 |
教科書代(3ヶ月) | 1万5千円 |
光熱費(3ヶ月) | 1万5千円 |
寮保証金 | 6,200円 |
パスポート(10年) | 1万2千円 |
SSP | 1万6千円 |
ビザ延長費 | 2万2千円 |
ACR-I-CARD | 8,750円 |
生活費(3ヶ月) | 9〜15万円 |
その他の費用 (交通費・お土産代など) | 3〜4万円 |
6ヶ月のフィリピン留学に必要なすべての費用内訳【約146〜253万円】
6ヶ月のフィリピン留学費用
項目 | 費用 |
---|---|
渡航費(往復の航空券) | 6〜10万円 |
海外留学保険費用(6ヶ月) | 14万円 |
授業料(6ヶ月) | 60〜90万円 |
滞在費(6ヶ月) | 30万〜90万円 |
教科書代(6ヶ月) | 3万円 |
光熱費(6ヶ月) | 3万円 |
寮保証金 | 6,200円 |
パスポート(10年) | 1万2千円 |
SSP | 1万6千円 |
ビザ延長費 | 4万3千円 |
ACR-I-CARD | 8,750円 |
ECC | 7,000円 |
生活費(6ヶ月) | 18〜30万円 |
その他の費用 (交通費・お土産代など) | 3〜4万円 |
1年のフィリピン留学に必要なすべての費用内訳【約278〜487万円】
1年間のフィリピン留学費用
項目 | 費用 |
---|---|
渡航費(往復の航空券) | 6〜10万円 |
海外留学保険費用(12ヶ月) | 28万円 |
授業料(12ヶ月) | 120〜180万円 |
滞在費(12ヶ月) | 60〜180万円 |
教科書代(12ヶ月) | 6万円 |
光熱費(12ヶ月) | 6万円 |
寮保証金 | 6,200円 |
パスポート(10年) | 1万2千円 |
SSP | 1万6千円 |
ビザ延長費 | 8万1千円 |
ACR-I-CARD | 8,750円 |
ECC | 7,000円 |
生活費(12ヶ月) | 36〜60万円 |
その他の費用 (交通費・お土産代など) | 3〜4万円 |
フィリピン留学の節約方法
![節約](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2023/03/micheile-henderson-ZVprbBmT8QA-unsplash.jpg)
フィリピン留学をお得にできる8つの節約方法を紹介します。
- 渡航費(往復の航空券)の節約方法
- 海外留学保険の節約方法
- 授業料の節約方法
- 滞在費の節約方法
- 滞在費の節約方法
- 両替の節約方法
- 生活費の節約方法
- 留学期間の短縮
①:渡航費(往復の航空券)の節約方法
航空券は通常、往復8万円程度しますが、セブパシフィックのキャンペーンをうまく利用できれば、往復3万円程度でチケットが購入できることがあります。ただし、学校の予約をしてから航空券を購入するので、キャンペーンがあったらラッキーくらいで考えておきましょう。早めに学校を申し込むと、キャンペーンで購入できる可能性が上がります。
②:海外留学保険の節約方法
フィリピン留学に際しては、海外留学保険の加入が必須となりますが、この保険代金も大きな負担となります。そこで、クレジットカードの保険付帯を利用することで、海外留学保険への加入が不要になります。
お持ちのクレジットカードによって、補償期間や条件は異なりますが、最大90日間の補償がある場合もあります。3ヶ月以内の留学であれば、約6万円の節約が可能です。
ただし、クレジットカードの保険付帯を利用する条件には、クレジットカードの種類や、クレジットカードを使って航空券を購入することが必要な場合もあるため、事前によく確認しておきましょう。また、国内の留学保険は留学後の加入ができないため、注意する必要があります。
③:授業料の節約方法
語学学校には繁忙期と閑散期があります。時期は国籍比率に違いますが、日本人が多い学校だと夏・春休みのシーズンが繁忙期となり、10月〜1月が閑散期となります。
閑散期はキャンペーンがよくあるため、3ヶ月留学で3万円〜5万円程度安くなる場合があります。
キャンペーンをうまく利用して、お得に留学しましょう。
繁忙期 | 7月、8月、3月 |
閑散期 | 10月〜1月 |
語学学校のキャンペーンについては、以下のページで紹介しています。
④:滞在費の節約方法
フィリピン留学では、ホテル寮と学生寮の滞在スタイルがあります。ホテル寮は、主に1人部屋で設備が整っています。学校寮には1〜4人部屋が用意されています。複数人部屋を利用すると滞在費が安くなるため、予算を抑えたい人にはおすすめです。
しかし、他人との生活が不安な方や、自分のペースで留学生活を送りたい方には、1人部屋をオススメします。1人部屋は、4人部屋と比べて1ヶ月6万円以上も高くなることがありますが、自分の空間を確保できるため、安心して留学生活を送ることができます。
留学費用を抑えたい場合は、複数人部屋を利用することがおすすめです。しかし、自分のペースで留学生活を送りたい場合や、他人との生活が不安な場合は、一人部屋を選ぶことが重要です。留学費用を考えながら、自分に合った滞在スタイルを選びましょう。
学生寮の部屋料金比較
1人部屋 | 4人部屋 |
---|---|
1350ドル | 800ドル |
語学学校のキャンペーンについては、以下のページで紹介しています。
⑤:両替の節約方法
フィリピン留学に行く前に知っておきたいのが、空港の両替レートが悪いことです。そのため、空港での両替は必要最低限にしておきましょう。
フィリピンに到着してから、現地の両替所を利用することをおすすめします。特に、学校に到着すると、学校スタッフが現地の両替所を案内してくれます。空港で両替するよりも、学校に着いてから現地の両替所を利用する方がお得なことが多いです。
現地の両替所では、日本円からフィリピンペソへの両替ができます。ただし、両替レートは日々変動するため、最新の情報を把握しておくことが大切です。
⑥:生活費の節約方法
- 外食を控えめにする
- アクティビティは計画的に
- 健康に気をつける
外食を控えめにする
日本食レストランなどは、日本と同じくらいの料金です。外食ばかりしていると、食費だけでも結構な費用がかかってしまいます。ほとんどの学校が食事を提供しているため、学校の食事に飽きた時にたまに外食するくらいにしましょう。これにより、食費を抑えることができます。
アクティビティは計画的に
フィリピン留学では、週末にアイランドホッピングやダイビングなどのアクティビティが人気です。しかし、これらのアクティビティは費用がかかるため、計画的に参加することが大切です。また、留学期間中にすべてのアクティビティに参加する必要はありません。ご自身の留学期間に合わせて、適度に参加するようにしましょう。
健康に気をつける
留学先で健康でいることは、留学費用を節約するためにも重要です。フィリピンの環境は日本とは異なるため、風邪や腹痛などの病気にかかりやすいです。病気にかかると、授業を欠席したり、医療費がかかったりして、余計な費用がかかってしまいます。留学前には、予防接種や医療保険の加入など、健康管理についてもしっかりと準備しましょう。
⑦:留学期間の短縮
フィリピン留学の授業はすべて英語で行われるため、英語力が不足していると学習に支障が生じます。留学前に英語の基礎学習を終わらせておくことで、留学先での生活や学習に余裕を持って臨むことができます。
英語力ゼロから留学した場合、慣れるまでの時間に1ヶ月、費用が20万円程度余計にかかってしまいます。本当に必要な期間だけ、留学することで節約できます。
まとめ:留学費用の予算は余裕を持って計画しましょう
![計画](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2023/03/woman-writing-planning-business-strategy.jpg)
留学費用は留学計画を立てる上で非常に重要なポイントです。フィリピン留学は、他の国の留学に比べて授業、滞在費、食費が一括で含まれている学校が多いため、総費用を抑えられるというメリットがあります。
しかし、留学期間や希望する学校によって費用は異なるため、詳しい費用を把握しておくことが重要です。また、予算には余裕を持って計画を立て、節約方法を上手に活用することで、無理のない留学生活を送ることができます。
留学費用についてしっかりと理解し、計画的に留学を進めましょう。
![](https://glober-edu.me/wp-content/uploads/2023/03/merit04-thumb-title-300x158.jpg)