フィリピンのATMでクレジットカードを使ってキャッシングする方法
「フィリピンのATMで、クレジットカードを使ってキャッシングはできるの？」
留学中に想定外の出費でお金が足りなくなってしまった…長期滞在予定だけど現金を多く持っていくのは不安…という方もいらっしゃいますよね。
フィリピンのATMは日本と同じようにクレジットカードのキャッシング機能を使って、現地のお金を引き出せます。
ということで今回は、フィリピンでのATMキャッシングの使い方について解説します。これから留学予定の方はぜひ参考にしてください。
ATMキャッシングとは
ATMキャッシングとは、クレジットカードを使って銀行のATMでお金を引き出すサービスです。
キャッシングなのでクレジットカード会社にお金を借りる形になります。日本ではあまり使わないと思いますが、海外では両替よりレートが良い場合もあり、便利なので利用される方も多いです。
ATMに対応しているクレジットカードであれば、簡単にお金を引き出すことができます。フィリピンでは以下のカードがよく使われています。
- VISAカード
- Masterカード
その他、キャッシュング（お金を借りる）ではなく、デビットカードを使ってATMでお金を引き出す方法があります。デビットカードについては以下のページで紹介しています。
>> フィリピン留学で便利なデビットカードとは？ATMの使い方まで解説
フィリピンのATMでキャッシングするメリット
フィリピンのATMでキャッシングするメリットは以下の通りです。
- 空港での両替が必要ない
- 日本円を大量に持ち歩く必要がない
- 必要な分だけ現地通貨を引き出せる
- 時間を気にせず現地通貨を引き出せる
空港での両替が必要ない
空港の両替所はレートがあまり良くないです。ATMのキャッシング機能を使えば、空港での両替も必要最低限で済ませられます。
日本円を大量に持ち歩く必要がない
海外で多くの現金を持ち歩くのは危険です。日本から持ち込む現金を最小限にし、盗難リスクを減らせます。
必要な分だけ現地通貨を引き出せる
ATMは小額からでも引き出せるので、必要な分だけを現地通貨にできます。
時間を気にせず、現地通貨を引き出せる
急にお金が必要となった時も、24時間対応のATMがあれば、お金を引き出せます。
フィリピンのATMでキャッシングするデメリット
ATMキャッシングはメリットばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。
- クレジットカードの使い過ぎ
- 限度額がある
- クレジットカードの紛失
- クレジットカードのスキミング
- クレジットカード作成には年齢制限・審査がある
クレジットカードの使い過ぎ
クレジットカードのキャッシングは、クレジットカード会社にお金を借りることになりますので使い過ぎに要注意です。心配な方は事前にキャッシングの限度額を設定しておくことをおすすめします。
また、お金の使い過ぎが不安な方は、銀行口座の預金額だけ使えるデビットカードをおすすめします。
>> フィリピン留学で便利なデビットカードとは？ATMの使い方まで解説
限度額がある
ATMによって一度に引き出せる金額が違います。複数回に分けて引き出すと、手数料が高くなってしまいます。
クレジットカードの紛失
カードを置き忘れたり、財布のスリにあってしまい、クレジットカードの紛失リスクがあります。
カードを失くすと、現金が引き出せなくなり、現地通貨を手に入れる手段がなくなります。緊急用の現金を少し準備しておくか、別のカードを他に保管しておくことをおすすめします。
クレジットカードのスキミング被害
現地のローカルエリアなどでクレジットカードを使うと、スキミング被害にあう可能性があります。
帰国後「行ったことがない国で勝手にクレジット利用されていた。」なんてこともあります。海外でのカードの取り扱いには十分に注意してください。
クレジットカードの作成には年齢制限・審査がある
クレジットカードは18歳未満の方は作ることができません。また、クレジットカードは審査があるため、カードが届くまで時間もかかりますし、審査に通らない場合もあります。
もっと簡単にカードを作りたい方は、キャッシュパスポートがおすすめです。年齢制限・審査がなく簡単に作れます。詳しくは以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
>> フィリピンでのキャッシュパスポートの使い方の解説します
フィリピンのATMキャッシング手数料
フィリピンでクレジットカードを使用し、ATMでキャシングする場合の手数料は以下の2つです。
- 海外ATM手数料
- クレジットカード発行銀行の利息
海外ATM手数料
クレジットカードを使った海外ATM手数料は以下の通りです。
| キャッシング額 | 海外ATM手数料 |
|---|---|
| 10,000円以下 | 110円（税込）/回 |
| 10,000円超 | 220円（税込）/回 |
クレジットカード発行銀行の利息
クレジットカード発行銀行の利息は以下の計算式で出せます。
引き出し額✖️年率18%➗365日✖️返済までの日数=利息
クレジットカードは自動だと1ヶ月後の引き落としとなりますので、1ヶ月分の利息が発生します。
例：50,000円（引き出し額）✖️18%（年率）➗365（日）✖️30（日）＋220円（ATM手数料）=約940円
フィリピンのATMでキャンシングする手順
フィリピンのATMでキャッシングする手順を解説していきます。
ショッピングモールの中にあるATMです。
対応しているカードを確認
対応しているカードの種類が表示されています。こちらではJCBカードも利用できます。
クレジットカードを入れる
青枠の「PLEASE INSERT CARD HEAR」にクレジットカードを差し込みます。
フィリピンのATMはカードはゆっくり入っていくことが多く、最初は不安になります。故障ではないので慌てず待ってください。
暗証番号を入力
暗証番号を入力します。入力したら緑色のボタン「ENTER」キャンセルする場合は、「CANCEL」を押してください。
サービスを選ぶ
サービス選択画面が表示されたら「Cash Withdraw（現金引き出し）」を選択します。
アカウントタイプを選ぶ
今回はキャッシングなので「Credit」を選択します。
引き出す金額を選ぶ
引き出す金額を選びます。一回引き出すごとに手数料が発生するので、必要な金額をまとめた方がお得です。
ATMで引き出せる限度額
こちらのATMでは最高10,000ペソ（約25,000円）まで引き出すことができます。日本のATMと違い、限度額が低く設定されています。ATMによっては、限度額が4万ペソ（100,000円）だったりするところも稀にあります。
※1ペソ2.5円換算
| フィリピン・ペソ | 日本円 |
|---|---|
| 1,000ペソ | 2,500円 |
| 2,000ペソ | 5,000円 |
| 5,000ペソ | 12,500円 |
| 10,000ペソ | 25,000円 |
現地通貨（フィリピン・ペソ）をゲット
無事にお金が出てきました。クレジットカードの取り忘れに気をつけてください。
フィリピンのATMでキャッシングする際の注意点
フィリピンのATMでクレジットカードを使ってキャッシングする注意点は以下の3つです。
- 周りに人がいないか確認
- 古すぎるATMは使わない
- クレジットカードを取り忘れない
周りに人がいないか確認
ATMを使用する際は、周りに人がいないことを確認しましょう。
古すぎるATMは使わない
フィリピンには古いATMもあります。古いATMを使ってクレジットカードが詰まったら面倒です。ショッピングモールや、他の方が使っているATMを利用しましょう。
クレジットカードを取り忘れない
クレジットカードの取り忘れに気をつけましょう。紛失してしまうと、不正利用される可能性もあるので十分に気をつけましょう。
まとめ：ATMのキャッシングは現地通貨を引き出すのに便利
ATMのキャッシングサービスは、現地通貨を引き出すのにとても便利なサービスです。
突然のハプニングでお金が必要になっても、クレジットカードがあれば安心です。世界中で使えるので、旅先で簡単にお金が引き出せます。
これから長期で留学や、旅行へ行かれる方はクレジットカードを準備しておくことをおすすめします。
